ふたたび冬

 うちのアパートからは大学の25階建ての図書館が見えるのだが、今は雪で全く見えない。春はちょっとだけ顔をのぞかせて、またどこへやら行ってしまった。そしてきょうから再び冬よ、おかえりといった天気だ。戻ってこなくても良かったのに。3月中にマサチューセッツ州の免許を取りたいと思い、今週はペーパーテスト、来週はロードテストを受けようと計画していた。そして今朝、ペーパーテストを受けにR.M.Vに行ったのだが、書類が不足してテストを受けられなかった。しょうがないのですごすごと帰宅し、来週の月曜日にSSNを取りに行く決心をする。というわけで、免許を取るのはSSNが届いた後ということで、4月になるかもしれん。来週、ロードテストを受ける気満々でいたので、スポンサーを頼んでいたESLのジムにも断りのメールを書かなくてはならない。
昨日の午後はずっとSmith(college)ですごす。昼からジャーナルクラブ、その後共同研究者の人たちと今後の研究の具体的な打ち合わせ、5時からはUMASS(University of Massachusetts)で昆虫のSystematicsをやっているラボの学生と合同で再びセミナー。その後、7時頃からみんなでパブへ行って飲み会で、帰宅したのは9時。非常に疲れたが、大変楽しい半日だった。この近辺には5つの大学があり、それらをあわせて「5 colleges」と呼ばれている。この5 collegesは互いに単位交換が可能で、それぞれの大学の学生たちが頻繁に行き来している。また、5 colleges合同のOrganismic&Evolutionaly BiologyというGraduate Programがあり、生化学、生物学、分子生物学、地質学、地球科学、などのデパートメントのラボが参加している。私が就職活動の際にラボを探したのもこのプログラムのサイトであり、MDは地質学、Ph.Dは生物学という中途半端な私に取ってはかなりストライクなプログラムである。このプログラムには5つほどSystematicのラボがあり、それらすべてにメールを送ったのだった。このプログラムのため、たびたび合同でセミナーが行われるのが非常に良いと思う。この例に限らず、夫のラボでも毎週月曜日のピザセミナーはデパートメント全体で行われている。そのため、全く接点がないと思われるラボの学生たちのプレゼンを聴いたり、情報交換などをする事ができる。このように様々なラボが有機的な横のつながりを持つ事は、アメリカの大学の大変良い点だと感じる。