バスドライバー

　これはいつか日本に帰ってから忘れないように書いておかねば。私は毎日ラボまで片道30分かけてバスで通っている。大学はダウンタウン近くにあるため、当然バスはダウンタウンを通り抜けて行く。そして大学が長期の休みの時にはno school scheduleとなり、いつもよりバスの本数が少なくなる。そのため、バスドライバーはいつもよりも長めにバス停で止まっていなければならない。そこでだ。彼らはその待ち時間用のおやつにドーナツとコーヒーを買うため、毎日ダウンタウンのダンキン・ドーナツに立ち寄る。客をバスに乗せたままだ。私もその客の一人だけれど、毎日行きと帰りに5分から10分ずつ、バスに乗ったままダンキン・ドーナツの前で待ちぼうけ。たまに乗客に「ドーナツとコーヒーいる？ついでに買ってくるけど。」と親切にも聞いてくれるドライバーもいる。こういう光景って日本じゃ絶対にありえない。自由すぎるだろ、ドライバー。と思いつつも、この融通の利きすぎる感じはそんなに嫌いではない。