春休みと覚え書き

 今週は春休みで、天気もよいため皆休みを取るか、早めに帰ってしまう。
 しかも今日は金曜日で外は晴天。気温も20度くらいまで上がるらしい。
 そんなわけで、今大学はひっそりしている。
 この建物には工事のおじさんたちと私だけのような気がする。
 今週は授業がないので、ボスとじっくり論文の詰めの話ができて大変良かった。
 
 最近は覚え書きが多いけれど、今日は大事な事を忘れないために書いておこうと思う。
 3年今のボスを見てきて強く思った事は、
 効率よく時間を使ってぐっと集中して仕事をすることがいかに大事かということだった。
 日本ではよく、ラボに長く居れば仕事をしているように見えて、
 いわゆる「がんばっている」というように受け取られる事が多いけれど、
 そういうのは正直言って私はよく理解できなかった。
 私は体力がないから、すごく集中して仕事をすると一日10時間が限界。
 朝9時から仕事を始めたとしても、7時には帰宅したい。
 ちゃんとしたご飯を食べて、夜は神経をリラックスさせてきちんと睡眠をとらないと、
 翌日の集中力が確実に落ちてしまう。
 それでも大学院時代は結構だらだら研究室に残っていた。
 でも、私のボスや相方のボス、その他のファカルティを見ていると、
 彼らは短期間にものすごく集中して、一つ一つの仕事をまとめていっているということがよくわかる。
 もちろん英語が彼らの言語でその分有利だということもあるけれど、
 それだけではあんなにコンスタントに論文を書く事はできない。
 私生活も犠牲にする事なく、あれだけ良い仕事をして授業もこなして論文も書けるのは、
 あのものすごい集中力と決断力があるからだという事がよくわかった。
 私が一緒に仕事をしているファカルティや相方のボスは中堅でまだ若いから、
 そのエネルギーがよく伝わって来る。
 大学院時代の指導教官は日本人だったけれど、彼の集中力もすごかったのだろうと思う。
 ラボにいる時間はそれほど長くはなく、面倒な雑用もたくさん抱えているのに、
 メールや質問事項や論文の見直しなどへのレスポンスは驚くほど早かった。
 彼らを見て、その集中力を得るためにも体力をつけようと決めたのだった。
 集中力をある程度持続させるには、相当の体力が必要だから。
 人によってそれぞれの仕事のスタイルがあるけれど、
 私はこういった人たちのスタイルが向いていると思う。
 良い参考になる人たちとしばらく一緒に仕事ができた事はとてもラッキーだった。
 この先の仕事でも、きちんとした食事と睡眠と休息をとって、
 体力を維持して、最大限の集中力を仕事に注げるように、自分をコントロールしなくてはと決意する。


 ところで明日の土曜日はYonasに会いにYeleへ行く。
 Perferyと相方との3人で。
 天気も良さそうなので楽しみ。