どこへでも繋がる音楽

スイートソウルつながりで。
音楽にはそれぞれの土地にあったものがあると思う。
あんなに好きなクラシック音楽が、沖縄にいるとちっともよく聞こえない。
逆に、札幌で三線の音楽を聴いても魅力的には聞こえない。
かっこわるいと思っていたカントリーは、アメリカで聞くとそれなりにいい。
ノラ・ジョーンスを聴くとNYCを思い出す。
それぞれの音楽は、それが生まれた土地と深くつながっているのだなーと思う。

でもそんな中、「スイートソウル」はどこで聞いてもしっくりくる。
アメリカにいた頃、仕事が遅くなって疲れた体で乗った帰りのバスで、
夜の街を見ながら繰り返し聴いていたのがこの曲だった。
きっと東京の仕事帰りの電車の中でも、どこかの山の中でも、
きっとしっくりくるんだろうと思う。
そういう、どこへでも繋がる音楽をつくるのはすごいなとしみじみ思う。