Food, Inc.
アメリカの食料事情の隠された事実を撮ったドキュメンタリー映画。
昨晩、相方と観に行った。
内容はおおかた予想通り。
工業的に生産される農畜産物を、個別に紹介するといった内容。
鶏肉、豚肉、牛肉、種、オーガニック食品、など。
まあわかってはいたことだけれど、Monsantoは本当にあくどいなー。
アメリカでは本当のlocal grown foodが手に入る地域というのはかなり限定されているらしい。
私が住んでいるWestern Massでは、local grown foodの方が多いくらいなのだが、
周りの友人たちの話によると、それはきわめて稀なことらしい。
野菜はもちろん、鶏肉、豚肉、牛肉、バッファローなんかはこの界隈の農家が作って、店に卸している。
しかもちゃんとgrass fedでだ。
さすがに魚はMaineから来ているけれど、それでもNew Englandの中でまかなえる。
5年近くはアメリカにいるつもりなので、こういった地域に来る事ができて本当にラッキーだった。
日本でだって工業的に生産される農畜産物はあるだろうけれど、アメリカほどではないだろうな。
映画の最後に、いろいろ説教たれるような文章が流れたのだが、
その中に「ラベル(品質表示)をちゃんと見よう。」という一文が。
そうなのだ。ここのスーパーマーケットでは、ラベルを読む人をほとんど見かけない。
食に関しては、色々問題もあるとはいえ、日本人でよかったなーとしみじみ思う夜だった。